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医療コラム
2026.08.08

生活習慣病とは?|主な種類・原因・検査・予防


生活習慣病は、高血圧・糖尿病・脂質異常症など、自覚症状が乏しいまま進行する病気の総称です。

「健康診断で血圧や血糖、コレステロールの異常を指摘されたものの、症状がないため受診を迷っている」という方は少なくありません。

生活習慣病は、気づかないうちに血管や臓器へ負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中につながることがあります。

目次

生活習慣病とは

生活習慣病とは、食事、運動、休養、喫煙、飲酒などの習慣が、発症や進行に関係する病気の総称です。ただし、本人の生活だけが原因ではありません。体質や遺伝、年齢、仕事や家庭を含む生活環境など、複数の要因が関係します。

以前は「成人病」と呼ばれていましたが、生活習慣が病気の発症や進行に深く関わり、若い年代からの予防も重要であることから、1996年頃より「生活習慣病」という名称が使われるようになりました。

主な生活習慣病

代表的な病気には、次のようなものがあります。

分類主な病気
血圧高血圧症
血糖2型糖尿病
脂質・体重脂質異常症、肥満症、メタボリックシンドローム

このほか、喫煙や過度の飲酒などが発症に関係する病気として、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、アルコール性肝疾患、一部のがんなどがあります。

高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満などが重なると動脈硬化が進行し、狭心症・心筋梗塞、脳梗塞、慢性腎臓病などにつながる可能性があります。

ただし、生活習慣病は生活習慣だけで発症するものではありません。年齢、体質、遺伝的要因、生活環境なども関係するため、一人ひとりの原因や背景を確認することが大切です。

生活習慣病で行う検査

病気の種類や健康診断の結果に応じて、次のような検査を行います。

健康診断では、基準値を外れている項目だけでなく、前年からの変化や複数項目の組み合わせも重要です。結果を自己判断せず、必要に応じて再検査を受けましょう。

治療と予防のポイント

治療の基本は、食事、運動、禁煙、飲酒、睡眠などの見直しです。すべてを一度に変える必要はありません。

例えば、減塩を意識する、歩く時間を少し増やす、間食や飲酒の回数を減らすなど、無理なく続けられる目標から始めます。高血圧や糖尿病の治療では、生活習慣の改善が重要な位置づけとなっています。

生活改善だけでは十分な効果が得られない場合や、心臓・腎臓への影響が心配される場合は、病状に応じて薬物治療を行います。治療開始後も定期的に血圧や血液検査を確認し、内容を調整していきます。

よくある質問

症状がなくても受診した方がよいですか?

健康診断で血圧、血糖、脂質、尿酸、肝機能、腎機能などの異常を指摘された場合は、一度内科を受診し、再検査や必要な評価を受けましょう。

一度薬を始めると一生やめられませんか?

病気の種類や程度によって異なります。生活改善や体重減少により薬の減量・中止を検討できることもありますが、自己判断で中断せず、医師へ相談してください。

痩せていれば生活習慣病にはなりませんか?

標準体重でも、高血圧、糖尿病、脂質異常症、脂肪肝などを発症することがあります。体型だけで判断せず、定期的に健康診断を受けることが大切です。

何科を受診すればよいですか?

まずは内科で相談できます。胸痛、動悸、息切れ、心電図異常などがある場合は、循環器内科で詳しい評価を受けることが勧められます。

まとめ

生活習慣病は、自覚症状が少ないまま進行しやすい一方、早期に発見して食事や運動を見直し、必要な治療を受けることで、将来の合併症を予防しやすくなります。

健康診断の異常を放置せず、ご自身の状態を正しく把握することが健康を守る第一歩です。

健康診断で異常を指摘された方はさぎ山クリニックへ

岐阜市鷺山北町のさぎ山クリニックでは、内科・循環器内科・消化器内科にて、高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症など、生活習慣病の検査・治療・継続的な管理を行っています。

岐阜市鷺山北町にあるさぎ山クリニックの内科では、血液検査や尿検査、心電図などを行い、検査結果や年齢、体質、生活状況、ほかの病気の有無を踏まえて総合的に評価します。必要に応じて、心エコー検査、ホルター心電図、ABI・CAVIによる動脈硬化の評価などにも対応しています。

一人ひとりの状態に合わせて食事や運動について相談し、必要な場合には薬による治療も組み合わせながら、将来の心筋梗塞や脳卒中などの予防を目指します。

気になる症状がある方や健康診断で異常を指摘された方は、お気軽にご相談ください。

【参考文献】
・日本高血圧学会「高血圧管理・治療ガイドライン2025」
・日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン2024」
・日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」
・日本循環器学会/日本心不全学会合同ガイドライン「2025年改訂版 心不全診療ガイドライン」