岐阜市鷺山北町のさぎ山クリニックでは、高尿酸血症・痛風の診断・治療・継続管理を行っています。
高尿酸血症は痛風発作の原因となるだけでなく、高血圧・脂質異常症・糖尿病などと関連し、動脈硬化や心血管疾患のリスクを高めることが知られています。
当院では、血液検査・尿検査をもとに尿酸値を評価し、生活習慣の改善を基本としながら、必要に応じて薬物療法を組み合わせた長期的な管理を行っています。
当院の高尿酸血症・痛風における特徴
生活習慣を踏まえた無理のない指導

尿酸値の管理には食事・飲酒・水分摂取などの生活習慣の見直しが重要です。
当院では患者さまの生活スタイルを丁寧に確認し、無理なく継続できる生活指導を行っています。
プリン体を多く含む食品や飲酒量の調整、1日1.5〜2L程度の水分摂取など、具体的で実践しやすい内容をご提案しています。
薬物療法の開始についても、尿酸値や合併症リスクを踏まえて判断し、生活習慣の改善を大切にした診療を行っています。
腎機能を含めた合併症の評価

高尿酸血症は、腎障害・尿路結石のほか、高血圧や脂質異常症との合併も多い疾患です。
当院では血液検査で尿酸値を確認するだけでなく、腎機能(クレアチニン・eGFRなど)や脂質・血圧なども合わせて評価し、全身のリスクを総合的に管理しています。
他の生活習慣病の管理も一括して行えることが当院の強みであり、複数の医療機関に通う手間を減らすことができます。
痛風発作時の迅速な対応
痛風発作が起きた際には、消炎鎮痛薬(NSAIDs)やコルヒチンなどを用いて炎症と痛みを抑える治療を行います。発作中は、原則として新たに尿酸降下薬を開始しません。一方、すでに服用している尿酸降下薬は自己判断で中止せず、そのまま継続することが推奨されています。
発作後には再発予防のための尿酸値管理につなげており、発作を繰り返さないよう長期的な治療計画を立てていきます。
突然の強い痛みでお困りの方も、お早めにご相談ください。
高尿酸血症・痛風とは

高尿酸血症とは、血液中の尿酸値が高い状態を指し、一般的に尿酸値7.0 mg/dL以上で診断されます。
尿酸はプリン体の代謝によって生じ、食事や飲酒・肥満などの生活習慣と深く関わっています。遺伝的な体質や腎機能の低下も尿酸値に影響します。
尿酸値が高い状態が続くと、関節や周囲組織に尿酸結晶が沈着し、突然の激しい痛みや腫れ(痛風発作)を引き起こします。
足の親指の付け根(第一中足趾節関節)に起こることが多く、痛みは数日から1週間程度で自然におさまることがありますが、繰り返し発作が起こる場合は尿酸値の管理が必要です。
また、高尿酸血症は高血圧や糖尿病などの生活習慣病と関連し、動脈硬化や心血管疾患との関連も指摘されています。
診断基準と検査内容

高尿酸血症の診断は血液検査で行います。
| 検査項目 | 内容 |
|---|---|
| 血液検査(尿酸値) | 7.0 mg/dL以上で高尿酸血症と診断 |
| 血液検査(腎機能) | クレアチニン・eGFRなどを測定し、腎障害の有無を評価 |
| 尿検査 | 尿酸排泄の状態や尿蛋白・尿潜血などの確認 |
痛風発作があった場合は、関節の状態や炎症の程度を確認しながら診断を行います。
治療の進め方

治療は生活習慣の改善を基本とします。
- 適正体重の維持
- 飲酒量の調整(アルコール全般、特にビールなど)
- プリン体を多く含む食品(内臓肉・魚卵など)の摂取量の調整
- 十分な水分摂取(1日1.5〜2L程度)
生活習慣の改善だけで十分な効果が得られない場合や、尿酸値が8.0 mg/dL以上で高血圧・慢性腎臓病・尿路結石などの合併症がある場合、または痛風発作や痛風結節の既往がある場合には、尿酸降下薬による治療を検討します。
尿酸降下薬には、尿酸の産生を抑える薬(キサンチンオキシダーゼ阻害薬)や、尿酸の排泄を促す薬(尿酸排泄促進薬)などがあり、尿酸値や腎機能、合併症などを考慮して患者さまに適した薬剤を選択します。
治療目標は、一般的に尿酸値6.0 mg/dL未満です。治療開始後は定期的な血液検査で尿酸値や腎機能などを確認しながら、薬剤の調整や生活習慣の見直しを行い、長期的に管理していきます。
痛風発作への対応

痛風発作では、足の親指の付け根などの関節に突然の強い痛みや腫れが生じます。
急性期には消炎鎮痛薬(NSAIDs)やコルヒチンなどを用いて炎症と痛みを抑えます。症状の程度や患者さまの状態に応じて、適切な治療法を選択します。
発作中は、原則として新たに尿酸降下薬を開始しません。一方で、すでに尿酸降下薬を服用している場合は、自己判断で中止せず継続することが推奨されています。発作がおさまった後は、再発予防のため、尿酸値6.0 mg/dL未満を目標に生活習慣の改善や薬物療法を行います。
よくある質問
痛風発作は一度だけでしたが、治療が必要ですか?
はい、必要となる場合があります。
一度でも痛風発作を起こした場合は、尿酸値の管理が必要となることがあります。発作は自然におさまっても、高尿酸血症が続くと再発する可能性があります。
ビールをやめれば尿酸値は下がりますか?
はい、改善することがあります。
アルコールは尿酸値を上昇させる原因の一つであり、節酒は尿酸値の改善に有効です。ビールはプリン体を多く含みますが、日本酒や焼酎などもアルコール自体が尿酸値に影響するため、飲酒量全体を見直すことが大切です。
ただし、尿酸値が高い場合は生活習慣の改善だけでは十分に下がらないこともあり、必要に応じて薬物療法を検討します。
腎臓が悪いと高尿酸血症になりやすいですか?
はい、なりやすくなります。
腎機能が低下すると尿酸の排泄が減少し、尿酸値が高くなりやすくなります。
また、高尿酸血症は腎臓にも負担をかけるため、両者は互いに影響し合うことがあります。当院では腎機能もあわせて評価し、総合的に管理しています。
尿酸降下薬は一生飲み続ける必要がありますか?
いいえ、必ずしも一生飲み続けるわけではありません。
生活習慣の改善によって尿酸値が安定し、状態によっては減薬を検討できる場合もあります。
一方で、痛風発作を繰り返す方や尿酸値が高い状態が続く方では、長期間の治療が必要になることもあります。
症状はないが、健診で尿酸値が高いと言われました。受診は必要ですか?
はい、受診をおすすめします。
症状がなくても、高尿酸血症は痛風発作や尿路結石、腎障害の原因となることがあります。
健康診断で尿酸値の異常を指摘された場合は、一度受診し、尿酸値や腎機能、合併症の有無を確認することをおすすめします。