岐阜市鷺山北町のさぎ山クリニックでは、脂肪肝・アルコール性肝障害・ウイルス性肝炎・薬剤性肝障害など、さまざまな肝疾患の診断・治療・経過管理を行っています。
肝臓の病気は自覚症状がほとんどないまま進行することが多く、健康診断で肝機能異常を指摘されて初めて気づくケースも少なくありません。
当院では、血液検査や腹部超音波検査(腹部エコー)を組み合わせて原因を評価し、早期発見と継続的な管理を行っています。
当院の肝機能異常の診療における特徴
消化器領域の視点からの総合的な評価

当院では、総合病院や大学病院で培った消化器外科領域の知見を生かし、肝疾患を含む腹部症状の評価と診療を行っています。肝機能異常を単独で捉えるのではなく、消化器全体の視点から原因を総合的に評価しています。
健康診断で肝機能異常(AST・ALT・γ-GTPの上昇)を指摘された方や、腹部の違和感が気になる方は、お気軽にご相談ください。
血液検査と腹部エコーによる精密な評価

肝機能の評価には血液検査によるAST・ALT・γ-GTPなどの確認が基本となります。
当院では血液検査に加えて腹部超音波検査(腹部エコー)を行い、脂肪肝の有無・肝臓の形態・腫瘤の有無などを詳細に確認しています。
これらの検査を組み合わせることで、肝機能異常の原因をより正確に評価し、適切な治療方針を立てています。
生活習慣病とあわせた一括管理

脂肪肝は糖尿病・高血圧・脂質異常症と密接に関連しており、糖尿病患者の約50〜70%に脂肪肝が合併するとされています。
当院ではこれらの生活習慣病を含めて総合的に管理し、肝臓だけでなく全身の健康を長期的に守ることを目指しています。
肝機能異常とは

肝臓は栄養の代謝・有害物質の解毒・タンパク質の合成など、体にとって重要な働きを担う臓器です。「沈黙の臓器」とも呼ばれるように、肝機能が低下しても自覚症状が現れにくく、健康診断の採血で初めて異常がわかることも少なくありません。
日本では成人の約20〜30%に脂肪肝がみられるとされ、非常に身近な病気です。近年では、肥満や糖尿病、脂質異常症などの代謝異常に関連する脂肪肝は、「MASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)」という名称へ変更されました。
MASLDの一部は、炎症や肝細胞障害を伴う「MASH(代謝機能障害関連脂肪肝炎)」へ進行し、さらに肝線維化・肝硬変・肝がんへと進展することがあります。
そのため、健康診断で肝機能異常を指摘された場合は放置せず、原因を確認し、早期から適切な治療や生活習慣の改善に取り組むことが重要です。
検査方法

| 検査 | 内容 |
|---|---|
| 血液検査(AST・ALT・γ-GTPなど) | 肝機能や炎症の程度を評価 |
| 腹部超音波検査(腹部エコー) | 脂肪肝の有無や肝臓の形態、腫瘍(しこり)などを評価 |
| ウイルス検査(必要時) | B型・C型肝炎ウイルス感染の有無を評価 |
一般的に、AST・ALT・γ-GTPなどが基準値を超える場合には、肝機能異常が疑われます。
これらを組み合わせて原因(脂肪肝・アルコール性・ウイルス性・薬剤性など)を総合的に判断します。
治療の進め方

脂肪肝やアルコール性肝障害では、体重管理・食事内容の改善・飲酒量の調整など生活習慣の見直しが基本となります。体重を5〜10%程度減量することで、肝機能や脂肪肝の改善が期待できます
患者さまの生活習慣や検査結果を踏まえながら、必要に応じて薬物療法も行い、肝機能の改善と長期的な管理を進めていきます。
専門医療機関との連携
肝硬変や肝腫瘍が疑われる場合、またウイルス性肝炎の専門的治療が必要と判断される場合には、専門医療機関と連携して適切にご紹介しています。
当院では初期評価と継続管理を行いながら、必要に応じて迅速に連携できる体制を整えています。
よくある質問
健診でALTが高いと言われました。放置しても大丈夫ですか?
ALTの上昇は、脂肪肝(MASLD)や肝炎などが原因となることがあります。
自覚症状がなくても肝臓の病気が進行している場合があるため、健康診断で異常を指摘された際は、一度受診して原因を確認することをおすすめします。
お酒をあまり飲まないのに異常があります。なぜですか?
飲酒以外にも、脂肪肝(MASLD)・糖尿病・肥満・脂質異常症・薬剤・ウイルス性肝炎など、さまざまな原因で肝機能異常がみられることがあります。血液検査や腹部エコー検査を行い、原因を総合的に評価します。
脂肪肝は食事を変えれば治りますか?
脂肪肝は、食事の改善・運動習慣・適正体重の維持によって改善が期待できます。特に体重を5〜10%程度減量すると、肝機能や脂肪肝が改善することが報告されています。
ただし、炎症や線維化が進行している場合は、継続的な治療や経過観察が必要になることがあります。
C型肝炎の治療はできますか?
現在、C型肝炎は内服薬による治療で高い治癒率が期待できる病気です。当院では初期評価を行い、必要に応じて専門医療機関と連携しながら適切な治療をご案内します。
肝機能が気になりますが、どのタイミングで受診すればよいですか?
健康診断でAST・ALT・γ-GTPなどの異常を指摘された場合や、倦怠感・黄疸・腹部膨満感などの症状がある場合は、お早めの受診をおすすめします。
自覚症状がなくても肝臓の病気が進行していることがあるため、早めに原因を確認することが大切です。