岐阜市鷺山北町のさぎ山クリニックでは、アレルギー性鼻炎・花粉症による鼻症状が強い方に対して、炭酸ガス(CO₂)を用いたレーザー治療(下鼻甲介粘膜焼灼術)を行っています。
レーザー治療は外来での日帰り施術が可能で、健康保険が適用されます。
この治療は「毎シーズン花粉症の症状がつらい」「薬だけでは鼻づまりが改善しない」「薬を毎日飲み続けることへの負担を減らしたい」という方にとって、有効な治療選択肢の一つです。
当院では、症状や生活スタイルに応じて最適な治療をご提案しています。まずはお気軽にご相談ください。
当院のレーザー治療における特徴
外来日帰りで受けられる鼻づまり改善の治療

レーザー治療は入院が不要な日帰り施術で、外来診療の中で行うことができます。
当院では、患者さまの痛みに配慮し、通常よりも十分な時間をかけて局所麻酔を行っています。そのため、施術中の痛みはほとんどありません。
準備から照射・終了までの所要時間は約40分程度で、このうち多くの時間は局所麻酔にあてています。施術後は特に安静にしていただく必要はなく、多くの方がそのままお帰りいただけます。
仕事や家事で忙しい方や、入院が難しい方でも受けていただきやすい治療です。日帰りで受けられるため、日常生活への影響を抑えながら治療を受けていただけます。
花粉シーズン前の施術で効果を最大化

花粉症の方は、花粉シーズンが始まる1〜2か月前(例:10月〜2月頃)までにレーザー治療を行うと、シーズン中の症状軽減が期待できます。花粉が飛散しているシーズン中は鼻粘膜がすでに炎症を起こしていることが多く、施術の効果が十分に得られにくいことがあります。
「毎年つらい」「今年こそ対策したい」という方は、秋〜冬の早めの時期にご相談ください。
効果の持続期間には個人差がありますが、一般的には1〜2年程度の症状改善が期待できます。症状が再び強くなった場合には、再度施術を行うことも可能です。
健康保険が適用される治療

レーザー治療は健康保険が適用されます。美容目的のレーザー治療とは異なり、保険診療で受けられる点が特徴です。3割負担の場合、レーザー照射の費用の目安は約9,000円前後(診察料などは別途)です。保険診療の範囲内で受けられる治療です。
レーザー治療とは

炭酸ガス(CO₂)を用いて下鼻甲介の粘膜にレーザーを照射し、アレルギー反応を起こしやすい粘膜を焼灼・縮小する治療法です。鼻腔の通気性を改善することで、鼻づまりをはじめ、鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状の軽減が期待できます。
アレルギー性鼻炎では、抗ヒスタミン薬や点鼻薬などによる薬物療法が基本となりますが、薬だけでは症状が十分に改善しない方や、長期間の服薬に負担を感じている方にとって、レーザー治療は有効な選択肢の一つです。
また、舌下免疫療法のようにアレルギー体質そのものの改善を目指す治療とは異なり、レーザー治療は鼻粘膜に直接作用して症状を和らげる局所治療です。比較的早期から効果が期待できることも特徴の一つです。
レーザー治療が適している方

以下のような症状・状況の方に特におすすめしています。
- アレルギー性鼻炎・花粉症による鼻症状が強くつらい
- 毎日薬を飲み続けることへの負担を減らしたい
- 妊娠中・授乳中で薬の使用を避けたい(施術の適応は医師が判断します)
- 薬物療法だけでは症状が十分に改善しない
- 毎シーズン花粉症の症状が重く、日常生活に支障が出ている
- 鼻づまりが原因でいびきがひどい・睡眠の質が悪い
一方で、鼻の中の状態(鼻中隔弯曲症が強い場合など)によっては施術が難しいケースもあります。まず診察で鼻の状態を確認させていただきます。
施術の流れ

レーザー治療(下鼻甲介粘膜焼灼術)は以下の流れで行います。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. 診察・適応の確認 | 鼻の症状や鼻腔内の状態を診察し、レーザー治療の適応を判断します。 治療内容をご説明し、施術日を決定します。 |
| 2. 局所麻酔(治療当日) | 麻酔薬を浸したガーゼを鼻の中に挿入し、麻酔が十分に効くまで待ちます(約30分)。 |
| 3. レーザー照射 | 下鼻甲介粘膜にレーザーを照射します。 照射自体は数分程度で終了します(5〜10分)。 |
| 4. 施術後の確認 | 出血や体調を確認し、問題がなければご帰宅いただけます。 |
治療当日の所要時間は約40分程度です。 このうち最も時間を要するのは麻酔で、レーザー照射自体は数分で終了します。施術後はそのままご帰宅いただけます。通常は車の運転も可能ですが、体調をご確認のうえお帰りください。
施術後の経過と注意事項

施術後の一般的な経過
施術直後は麻酔の効果が残っているため、鼻の違和感がほとんどない場合が多いです。翌日から1〜2週間程度にかけ、鼻の中にかさぶた(痂皮)が形成されます。この時期は一時的に鼻の通りが悪くなったり、違和感・鼻の乾燥感を感じることがあります。これは治癒の過程で起こる自然な反応ですので、過度に心配する必要はありません。
施術から2〜4週間程度が経過すると、かさぶたが自然に取れて鼻の通りが改善してくることが多いです。最終的な効果は施術後1〜2か月程度で安定することが多いとされています。
施術後の注意事項
| 注意事項 | 内容 |
|---|---|
| 当日の入浴 | シャワー程度にとどめ、長時間の入浴は避けてください |
| 飲酒 | 当日は飲酒を控えてください |
| 激しい運動 | 施術当日は激しい運動を避けてください |
| 鼻のかみ方 | 強くかまず、やさしくかんでください |
| 点鼻薬の使用 | 処方された場合は指示通りに使用してください |
| 異常時の対応 | 強い出血・激しい痛みが続く場合はすぐにご連絡ください |
施術後の定期的な経過確認が重要です。施術後1〜2週間程度で経過確認のご来院をお勧めすることがあります。
費用・保険適用について
レーザー治療は健康保険が適用されます。
| 負担割合 | 費用目安 |
|---|---|
| 3割負担 | 約9,000円前後 |
| 2割負担 | 約6,000円前後 |
| 1割負担 | 約3,000円前後 |
上記はレーザー照射の費用の目安であり、診察料が別途かかります。実際の費用は診察内容によって異なりますので、詳細は受診時にご確認ください。
舌下免疫療法と比較した場合の費用・特徴は以下の通りです。
| 治療法 | 費用 | 効果の持続 | 通院頻度 |
|---|---|---|---|
| レーザー治療 | 施術時のみ(保険適用) | 1〜2年程度 | 施術1回+経過確認 |
| 舌下免疫療法 | 月額薬剤費(保険適用) | 3〜5年継続で体質改善 | 1〜2か月ごとの通院 |
それぞれの治療法に特徴がありますので、患者さまの希望・症状・生活スタイルに合わせて最適な治療をご提案します。両方を組み合わせることも可能です。
よくある質問
施術は痛いですか?
局所麻酔を十分に行ってから施術しますので、レーザー照射中の痛みはほとんどありません。
麻酔薬を浸したガーゼを鼻に挿入する際に多少の違和感を感じることがありますが、強い痛みを感じることは少ないです。麻酔が効きにくい場合には追加で麻酔を行うことができますので、不安な場合は遠慮なくお申し出ください。
効果はどれくらい続きますか?
効果の持続期間には個人差がありますが、一般的には1〜2年程度とされています。
個人のアレルギーの程度や生活環境によって異なります。効果が薄れてきた場合には再度レーザー治療を行うことができます。効果が薄れたり症状が再び強くなった場合には、再度レーザー治療を行うことが可能です。
花粉シーズン中でも施術できますか?
花粉シーズン中は鼻粘膜がすでに炎症を起こしていることが多く、施術の効果が十分に得られにくいことがあります。また、粘膜の炎症が強い状態での施術は出血しやすいこともあります。
花粉シーズンが始まる1〜2か月前(例:10月〜2月頃)までの施術をおすすめします。
子どもでも施術できますか?
はい、当院では「中学生以上の方を対象」としています。
レーザー治療では、局所麻酔のガーゼを約30分間鼻の中に留置した後、施術中も一定時間じっとしていただく必要があります。そのため、安全に施術を受けられる年齢を対象としています。
施術後も薬を飲み続ける必要がありますか?
施術直後から数週間は粘膜が治癒の過程にあるため、点鼻薬や抗ヒスタミン薬を継続していただく場合があります。
かさぶたが取れて粘膜が安定してくると、薬の使用量を減らせる方も多いです。ただし、症状の程度によっては引き続き薬物療法を組み合わせることもあります。